合格体験談
進学先:HEC Paris
海外駐在中の受験であり情報やノウハウ面でのハンデ、また低スコアといった状況の中でも志望校から無事合格をえることができたのはRound Oneのトータルサポートがあったおかげです。MBA受験においては自分の内面をどうやって掘り起こすかというプロセスが鍵となります。必ずしも何か特殊な経験等がなくとも誰しも自分の中にアピールできる部分を持っているはずで、そうした要素をどうやって形にしていくかがスコア以外の部分では重要です。私はこのプロセスのほぼ全てをRound One にお願いすることで、結果的に自分自身を最大限にアピールすることができました。
私がカウンセラーを選ぶにあたっての基準は、下記の点でした。
(1) 生徒数に制限を設けていること
クオリティコントロールを意識していること、また同時に冬の出願ピーク時でもきちんと稼働が確保できること(生徒を取るだけ取って、ピーク時は超トップ校受験生にかかりきりになりリソースを割いてもらえないという事態を避けたかった)
(2) 戦略・エッセイ・インタビューまでトータルでサポートしてもらえること
当初よりスコアメイクに長く苦しみ時間が限られていたことから、複数の人と調整する時間を作りたくなかったという点、また関係者が多くなると前提知識が異なりアドバイスの方向性が一貫せず迷走する恐れがあったため
(3) フィット感
よく「カウンセラーはフィット感が大事」と言いますが、抽象的な表現であり人によってその意味は大きく異なると思います(志向の近さであったり、単に性格や親近感の意味で使われたり様々なため)。特に上記のようにトータルでのサポートを期待していたことから長い時間を一緒に過ごすこととなるため、私はこの部分を特に重視していました。
複数のカウンセラーを比較検討していく中で、私はRound Oneに高いフィット感を感じるに至りましたが、下記に私の感じた要素を記載します。
(1) 顧客のことを考える姿勢
カウンセラーを探している間はSkypeで様々な方とコンタクトをとりましたが、アポイントを提示する際、「私の住んでいる国の時間表記」でアポイントを提示してくれたのはRound One だけでした。その他最初の段階から多くの面で関わる相手への配慮が見えていました。一見とても些細なことに聞こえるかもしれませんが、私にとってはこうした点は実は大きな要素でした。欧米圏の人と業務上関わることが多かったため、細かな部分への配慮は一般的に彼らは薄いことは肌感覚として持っており、逆にいえば相手の立場に立ったちょっとした気遣いができる方かどうかは非日本人と一緒にプロジェクトを進めていく上でとても重要なことであるという認識が元々強くあり、そのためRound One のスタンスは非常に好感を持ちました。
(2) プロフェッショナルなスタンス
最初のカウンセリングの際、他のカウンセラーはまず「それで、何が聞きたいの?」と何の説明もなくこちらに質問を促すのが多かったのに対し、Round One はまずきっちりとサービスの説明をしてくれました。カウンセラーは個人事業に近いとはいえ一つのビジネスであり、ポテンシャルクライアントに対して説明を放棄したような態度、あるいは上からをとるカウンセラーにはずっと違和感を感じていたため、こうした仕事に関する意識の高さを感じたのも大きな点でした。 また最初の段階で多くの疑問に思っていた部分がクリアになる正確かつ丁寧な説明であったことから、プロフェッショナルとしての信頼感がありました。
実際にサービスを契約した上でRound One のクオリティには非常に満足していますが、特に下記の点が素晴らしかったと感じています。
(1) 全体のコーディネート及びタイムマネジメント力
Stephenさんに担当いただいたこの部分は、受験全体における最大の要となる要素でした。冒頭に記載の通り駐在中受験のため日本の受験生とは情報差分もあった点、またTOEFL. GMAT, Essayが同時進行するいわゆる三重苦状態に入っていたため、何からまずやるべきなのかが自分では判断できなくなっていました。これに対し、Round One は非常に具体的にいつまでにこの書類を作る、次のセッションではこの資料のレビューを行う、いつまでにこのスコアに到達しなければここは諦めるといった形で明確な提案とスケジュールを提示してくれました。このマネジメントがなければ確実に失敗していたことと思います。一方で、単に機械的に割り振るのではなく随時状況に応じて組み替えをする柔軟さがあり、受験プロセスの最後までRound One の全体コーディネートに助けられました。
(2) 効率的かつ高いクオリティのエッセイレビュー
エッセイ等のレビューはEmmaさんが担当となり、ほぼ毎週2~3時間程のスロットを設定しその中でレビューや修正を行っていきました。特筆すべきはそのスタイルで、ドラフトを書いたら送りメールで何往復かして完成といった形ではなく明確なスケジュールを組んだ各スロットの中で集中して終わらせられるため、非常に効率的でした。また事前に送付しておけば必ずしもスロット内で一緒にSkype等をする必要はなく、その間は仕事や勉強など他のことにも使えたため同時並行に多くのことを進められました。 また過去に作成したエッセイをきちんと把握されており、この質問はこの学校のこの質問と近いので上手く活用できるはず、といったアドバイスを頂き時間効率を高めることもできました。Emmaさんのレビューの特筆すべき点はその驚異的なスピードと文章のブラッシュアップ力があり、一気に短い時間で確認・修正されているのには驚きました。 文章面では表現が多彩でありドラフトで書いたこちらの意図を汲み取り文意を損なわず魅力的に仕上げていただき、最終的には出願した6校全てからインタビューインビテーションを受けることができたのもこの高いクオリティのレビューのおかげであったと思います。
(3) 具体的かつ書面に残るインタビュートレーニング
Round One ではインタビュートレーニングにいくつかのタイプを提供していますが、私はType Aという本番と同様の模擬練習が重宝しました。終了後にもらうフィードバックレポートには、自分が発言した一言一言に対して詳細なコメントがつけられておりインタビュー対応力の向上に非常に重宝しました。こういう言い回しがよい、本筋と異なるので言うべきでない、抽象的すぎるのでこういう例をあげるべきといった非常に具体的なアドバイスが得られました。さらにこれが読みやすい書面で残るため、インタビューのトーク案の修正に反映させやすく使いやすかった点(特にトレーニング時と本番の期間が空いている場合どうしてもメモなどでは限界があるため)、またインタビュー直前のチェックでも使っていました。特に、エピソードや話す内容はあるもののデリバリー面や表現力・不意の質問への対応力を補うという意味でこのType Aトレーニングは有用でした。
(4) 精神面でのサポート
MBA受験は非常に肉体的にも精神的にも負荷がかかるものであり、業務と並行しながらの勉強と時間配分、なかなか結果が出ない場合のストレス、社費のため期間が決まっていることのプレッシャーなどでただでさえ多くの部分で追い込まれます。私は12月下旬という出願準備ピーク時に至ってもGMATでもミニマム点数すら出すことができず心底落ちこんでいましたが、Stephen氏は常に励ましてくれると同時にバックアッププランで他の候補学校を即座に洗い出してくださったり、派遣元会社との交渉プランを立ててくれたりしました。これはその時の私にとって何者にも代えがたいサポートでした。上記はあくまで一例ですが、平常時も常に紳士的でポジティブな態度で励ましていただきました。結果的に良いニュースも悪いニュースも常に共有できる環境であり、トータルサポートということもあり自身を理解してもらっているという状況は、孤独な受験生活において心の支えとなっていました。
<最後に>
自分が受験の中で足りない部分を埋めてもらうパートナーとして、また自分の中の魅力をより引き出すアドバイザーとして、多くをRound One に託した結果目標にたどり着くことができました。他のカウンセラーでは同じようにならなかったと確信しています。
私の派遣元企業でのRound One 契約者は私が初めてでしたが、選択に迷いはありませんでした。そして受験を終えた今、自信を持ってRound One のサービスはお勧めできるものであり既に自社の今後の社費受験生にも推薦しています。
本体験記を読まれた皆様の受験の成功を願うと共に、この体験記がカウンセラー検討の際の一助になれば幸いです。