合格体験談
Round OneなくしてINSEADへの合格はあり得なかったと思います。
当初は2015年9月入学に向けてINSEADへの出願準備をしていましたが、体調を崩してしまい一時期MBA受験を中断、それでもINSEADだけは諦めきれず、2016年1月入学の4th Roundの期限ギリギリに願書を提出しました。その後も10月上旬の結果発表の際にはwaitlistとなり、最終的に10月下旬に繰り上がり合格を果たしました。この様な波乱万丈の受験生活、Round Oneのサポートなくして乗り切ることはできませんでした。
(1) オンラインでのサポート
私の場合にはINSEAD専願だったため、INSEADに強いと評判だったRound Oneにお願いしたいと最初から決めていましたが、唯一心配だったのがSkypeベースでのサポートとなり、対面でアドバイスを貰うことができない点でした。ただ、実際にカウンセリングを始めてみるとこの心配は皆無でした。
まず、私はMr. Roundが日本へ出張されている時に彼に会う機会が2回ありました。1回目は受験準備を始めてすぐのタイミングで1時間ほどお会いし、MBA受験プロセス全般に関するアドバイスを頂きました。2回目はプロセスが大分進んでからで、ちょうどGMATの点数が伸び悩んでいる時期だったので、激励していただき随分気分が楽になったのを覚えています。この様に対面で会う機会があり信頼のできる人柄であることも分かっていたので、Skypeでのコミュニケーションでも全く問題はありませんでした。
Skypeでのカウンセリングの時間は日本時間の深夜か早朝となることが多かったです。普通の感覚では「ハードだな」と感じるかもしれませんが、私費留学で会社に内密に準備を進めていた私にとっては、業務に絶対支障の出ない時間帯ということで逆に好都合でした。業務、ご家庭の事情など時間に制約のある方にとっては、多少ハードではありますがこの深夜・早朝の時間帯でのカウンセリングは好都合と捉えることもできます。
(2) INSEAD向けエッセイ・面接対策への習熟
私がRound Oneにカウンセリングをお願いすると決めていた最大の理由はINSEADに強いことでした。Ms. RoundはINSEADの卒業生で受験生のインタビュアーを務めたこともあり、エッセイカウンセリングや面接の練習では常に適切なアドバイスを受けることができました。INSEADはフィット感を重視する傾向がある為、同じことを書いたり話したりする際に、どの様な表現をするとよりポジティブに伝わるのかといった点について、実際にINSEADで学生生活を送り、面接官も務めたことのあるMs. Roundのアドバイスは合格の決め手になったと感じています。
また、面接の練習もいくつかのタイプがあり、模擬面接からキャンパスビジット時の質問の練習まで、状況に応じてトレーニングをして貰い、大変助かりました。この時の面接の練習はMBA受験のみならず、MBA在学中の就職活動の面接などでもとても役立っており、効果的な自己アピールの仕方を身に着けることができ感謝しています。
(3) 柔軟な対応・人柄
最後に、Round Oneを表すうえで欠かせないのが、クライアントの立場に立った柔軟な対応とMr. Round、Ms. Roundの人柄です。冒頭で書いた通り、私のMBA受験は波乱盤上なものでした。一度受験を中止した後、4th Round の締め切り1週間前に「再度受験することにしたので、エッセイのブラッシュアップのアドバイスを欲しい」と無理を承知でお願いした時には、「再チャレンジすることにしたのは素晴らしい」と快く引き受けてもらえました。また、waitlistになった際にはadmissionからのメールの文面を分析した上で追加エッセイの提出などの指示を貰いました。Ms. Roundに添削して貰った追加エッセイの提出後1週間で繰り上がり合格の連絡があり、その旨をお二人に連絡した時にはメール越しに様子が伝わってくるほど、自分自身のことの様に喜んでくれたのが印象的でした。
スムーズに進むに越したことはありませんが、MBA受験のプロセスではスコアメイク、エッセイの作成の過程などで往々にして困難な状況が起こりがちです。その様な時には数多くの受験生を見てきたカウンセラーのアドバイスが与える影響はとても大きく、その観点からMr. RoundとMs. Roundの常にクライアントの立場に立った激励は前に進む原動力となるものでした。
いくつかの項目について書いてきましたが、こうして振り返ると私がINSEADで学生生活を送ることができたのはやはりRound Oneのお蔭であると実感しており、Mr. RoundとMs. Roundには感謝の念しかありません。
これから受験に臨まれる皆様、多様なバックグラウンドの同級生に囲まれたMBAでの生活は何ごとにも代えがたいものです。困難な局面もあるかと思いますが、ご健闘をお祈りしております。