合格体験談
私はスコアメイクが上手くいかず、ロースコアかつ遅いタイミングでの出願を余儀なくされた。社費のプレッシャーもあり、非常に苦しい戦いであった。しかし、結果的には、ランキングで上は10位、下は30位を含め複数のビジネススクールに合格することができた。この結果はスティーブの温かいサポートがあってこそと感謝している。以下、少しでも参考になれば、と私の経験をシェアさせていただきたい。
《エッセイ》
繰り返すのも自虐的だが、私のスコアはどの出願先の平均よりも90点以上低かったので、書類選考通過のためのエッセイの位置付けは他のアプリカントよりも重要であった。という前置きをしつつ。
スティーブは、良くも悪くもこうしろああしろ、と言って私の案を大きく修正することはなかった。カウンセラーの業界には、ゴーストライターや、がんがんお化粧する人もいると聞くが、私の場合、作った内容や構成をスティーブが変えることはほぼなかった。スティーブは、私の伝えたいことをどうすればより良くデリバリー出来るかという観点で、読み手にとって情報が不足している点、不明確な点を指摘し、英文を整えてくれた。言語の問題に止まらず、内容面でも荒削りな私のアイディアを、スティーブは綺麗に磨き上げてくれた。
他方、「こう書けば通る」というテクニカルなアドバイスはあまりなく、逆に「こんなエッセイで受かるわけない!」と怒られることも(他の有名カウンセラーの口コミによくあるが)なかった。それゆえ、正直なところ、この内容でいいのだろうか、通用するのだろうか、と不安になることもなくはなかった(周りにはカウンセラーと一緒に深掘りをする人もいたので。また、深掘り用のフレームワークを使用している人も)。ただ、スティーブに任せようと決めた時、知人からスティーブのスタイルがどのようなものか、話は聞いていたので、そこは信じて進めた。結果的にはトップスクールの書類も通過しており、私にとって正しい選択だったと思う。
《インタビュー》
スティーブが提供しているインタビュートレーニング後のフィードバックレポートは、非常にクオリティが高く、重宝した。口頭指導だけではなく、何が効果的でそうでなかったかを実に詳細にレポートにまとめてくれるので、振り返りに非常に役に立った。
また、彼のこだわりがあるところだが、キラーQの準備を入念にしたことは、面接で志望度をしっかり伝えるために効果的であった。時に下調べからサポートしてくれ、刺さる質問を一緒に練り上げる作業は楽しかった。
ところで、出願プロセスの最終段階にあたるインタビューは、緊張がつきものだ。ここにきてスティーブの安心感ある対応は非常に頼もしかった。会ってみればわかるが、スティーブの人柄は、緊張や不安が入り交じるアプリカントを安心させてくれる。また、これは絶対取りたいという面接の直前にはフレキシブルにトレーニングスケジュールを組んでくれたことも、ありがたかった。
《最後に》
今こうして自身の受験を振り返ると、反省はあるが悔いはない。気持ちよく終えることができたのも、スティーブのおかげだ。ロースコアで戦った受験仲間からは、ロースコア故にカウンセラーからインテグリティーに欠ける対応を受けたとの話を聞いたことがあるが、スティーブはそんなことは絶対にしなかった。あったのはむしろ激励。それもあり、スコアに余裕がない状況でも、前向きにエッセイを仕上げ、前向きにインタビューに臨めた自分がいた。
強調したいが、質の高いエッセイやインタビューのアウトプットのためには、準備段階におけるカウンセラーとの信頼関係が不可欠だろう。なぜなら、対策段階においては、自分と向き合い自分をさらけ出すプロセスが必要であり、その作業を一緒に行うパートナーの影響は小さくないからだ。アプリカントの皆さまにおかれては、良きカウンセラーに恵まれ、受験が大成功に終わるよう祈念したい。