合格体験談
私はMBA受験活動を開始したのが2004年の9月で2005秋入学を目指すという無謀な受験生であり、まだTOEFL®・GMAT®の受験も終了していない段階でRound氏に偶然知り合うことができました。私は幸運にもいくつかのTOPビジネススクールに合格することができましたが、その幸運の道筋を作っていただいたのはRound氏でした。Essay Development、Interview Trainingと鍛えていただきましたが、細かいテクニックはもとより、一番の重要な点は通常の日本人からはやや計ることの難しい、Admissionからみてどこが興味ある点なのか、どこを押すことがAdmissionの心の扉を開くことができるのか?をしっかりと教えていただいたことが大きかったと思います。
1.Essay Development
Essay Developmentにおいて最初にRoundさんから叩き込まれたのは“課題の質問に確実に答えること”。これが最初にドラフトを作る段階では意外とできてないことに気づく。また自分では課題にあったドラフトを書いても、Roundさんにぶつけると、その課題にそぐわない内容だったり、的確ではない題材であったりしたこともよくあった。想像ではあるが、テクニック云々よりも、この根本部分でエッセイの出来・不出来が左右されてしまうのではないだろうか。つまり文法・言い回しなどは技術的にあとでネイティブの方に推敲していただければよいことであって、それよりもRoundさんの素晴らしいところは技術的部分よりも適切なEssayの根幹とは何かを考えさせてくれるところである。例えば”Creatively
describe yourself to your MBA classmates.”というEssay課題があったが、通常であれば何を書くべきか迷うところですが、Roundさんがしばらく付き合っているうちに“この課題に最も適している題材は〇〇か××”というように私の人となりを理解した上でヒントを与えてくれることが非常に素晴らしいEssayへの近道になった。今でもそのEssayは自分のBest
Essayとして最も自分をうまく表現できたものだなあと印象深く残っています。Essayを架空に近いもので素晴らしいものを書くことはできると思いますが、それでは本当に自分の底からにじみ出てくるような、そしてInterviewと整合性がとれるようなEssayは描けないと思います。
2.Interview Training
受験活動が大幅に遅れていた私が一発逆転できたのはこのInterview Trainingによるところが非常に大きい。今でも忘れませんが、GW前に各スクールへ面接ツアーに出かける前に、平日の会社の昼休みに会議室にこもってRoundさんとMock
Interviewに汗だくになって取り組んだことが思い出されます。ここでも何を言うべきなのか、言ってはいけないのかを叩き込まれます。必ず忘れてはならない言葉・アピールすべきところ、どのようにしてAdmissionの心の扉をこじ開けることができるのか?がMock
Interviewの繰り返しで染み付いてきます。実際のInterviewを受けて思いましたが、私の受験の一発逆転を支えたInterviewでの成功の秘訣は“Admissionの心の扉を開けて、Top
Business SchoolのMBA candidateとして安心感を持たせることができた。”と思っています。日本人からすると“そんなこと言っても意味ないよ。”とか“こんなこと言って印象に意味あるのだろうか?”と疑問をもつことが多々ありますが、その考えの違いを埋めてくれるのがRoundさんでした。その意味からもRoundさんとのInterview
Trainingはその内容以上に深いものがあります。
3.まとめ
最初に書いた通り、私の受験スケジュールは成功するものとは程遠く、自分としても受かる可能性はほとんどないと思っていました。そのような絶望的状況の中で、的確に無駄なくアドバイスをいただけたRoundさんとはコンサルタントとしてというよりは人間として心酔できたことがわずかな成功への蜘蛛の糸をたぐりよせることができた理由ではないかと思います。今でも真剣なやりとりの中でRoundさんと交わすホッケー談義が受験活動の中でのオアシスのようだったことを思い出します。
以上