合格体験談
【カウンセリングの必要性について】
企業で中核を担っている方々が激務をこなしつつ、受験準備を行うのは大変な困難が付いて回るものです。
私が思うに、受験は最終的には一人で闘わねばならないものです。しかし、考えてみてください。コーチが横についてトレーニングした選手と、自己流で(本や伝聞、見よう見まねで)トレーニングした選手が戦った場合、どっちが勝つでしょうか? 当たり前ですが、短い時間で最大限の効果を発揮するには、その道のプロをコーチとして雇った方が、圧倒的に有利ですよね。MBA受験、特にTop
Business School合格を狙うのは、アマチュアアスリートが、1年以内にオリンピックでメダルを取れるようにトレーニングするようなもので、余ほど実力や才能がある人を除いて、一般人には独力では無理。
しかも近年、受験生の中には留学経験者や帰国子女が多く、GMAT・TOEFLの高スコアは当たり前になりつつあります。こんな中、似たようなバックグラウンド(大学、成績、企業、今までの業績)、似たようなテストスコアにもかかわらず、何故か受験仲間はいくつもオファーを貰ったのに自分は全滅(もしくは納得のいかない結果)という結果が珍しくありません。
結果論になってしまいますが、私はラウンド氏に最高のパフォーマンスを引き出してもらえました。例えば、受験の最初のころ、私は、いつまでに・何を・どの程度まで、やれば良いのか全く分かりませんでした。ラウンド氏は先ずこの点を上手に目標立てしてくれて、かつ、ナビゲートしてくれました。また、アプリケーション作成や、エッセイの作成、推薦状の貰い方などでは、自分自身を100%納得できる形で表現できるように(納得行く形でアドミッション側に伝わるように)指導してもらいました。こういう点、ラウンド氏はTop
Schoolに合格させてきたスキル・経験があるため、絶大な力を発揮してくれました。
また短いと言っても約1年はかかる受験期間、モチベーションを維持するのは簡単なことではありません。受験仲間とモチベーションを維持しようとしても、かえって逆効果でプレッシャーを感じてしまい、劣等感の中、諦めてしまう人もいるかもしれません。また社会人である我々は、受験から離れて長く、周りは必ずしもMBA受験生ばかりではありません。仕事が忙しいこともあるでしょうし、飲みの誘いもあるでしょう。しかしどんな理由であれ、結局誘惑に負け、スコアやアプリケーションなど間に合わず諦めてしまっては、Business
Schoolに入学も出来ません。これも全てモチベーションの維持ということに尽きると思います。この点でも私はラウンド氏に良いコーチングをしてもらったと思います。
怠けそうになったとき、尻を叩いてくれるコーチとしてよく面倒見てもらいました。
正直言うと、最初の1ヶ月、私は独学でMBA受験を志していました。しかし試し受験のGMATで現実を思い知り、カウンセリングの重要性を悟ったのです。私は1月丸まる無駄にしてしまいましたが、皆さんはこのようなことが無いように祈るばかりです。
【カウンセラー選びについて】
私は大手の予備校やその他を回りましたが、どうしてもピンと来ませんでした。
大手予備校でも外国人がカウンセラーをしていますが、いまひとつ説得力がありませんでした。ラウンド氏に出会ったのは全くの偶然ですが、最終的に受験が終わるまで彼一本でお願いしたのは、大正解でした。優しそうな反面、厳しい現実はキッチリ伝えてくれるので、自分(スコア、バックグラウンド、エッセイ)の強み・弱みをはっきり認識することが出来、それを穴埋めすることが出来たと思います。皆が必ず合うとは言い切れないのでしょうが、ラウンド氏は人間性も非常に優れているため、ほとんどの受験生にお勧めできます。私の経験の具体的な話は以下に進めようと思います。
【TOEFL®について】
スコアについてですが、私は高校のころから英語が好きだったこともあり、早いうちから(4月くらいには)TOEFLで高得点を出していました。630点程度だったかと思います。しかし、ラウンド氏は納得しませんでした。“時間がある限り受験せよ!満点になるまで満足するな!”が彼の注文でした。このときは分かりませんでしたが、630点が高得点と思っていたのは、周りの受験仲間と比較した時の自分の主観で、この程度の点数の人はゴロゴロいたのです。彼のTOEFL講座を何度か受講し、模擬試験を受け、結局彼の執拗な尻叩きの結果、7月には670点まで点数を伸ばすことが出来ました。この時点でラウンド氏も“もう良いだろう”と納得してくれたので、TOEFLは卒業しました。もちろん、彼のアドバイスが無ければ、630点で怠け心を出し、TOEFLは止めていたことでしょう。
【GMAT®について】
私はかなり苦戦しました。カウンセリングも何も受けず、さらに準備もせず、ためしに受けてみた最初のスコアは490点。自信があったからなお更、自分の胸に風穴を開けられた気分でした。かなり重い気分で飯田橋の受験会場を後にした日を、未だにはっきり覚えています(笑)。1週間ほど悩んだあと、独学は無理とさっさと見切りをつけ、予備校に通いました。GMATのクラスをいくつか受講し、模擬テストを何度も受け(複数の予備校の模擬試験も受けまくり)、なんとか11月までに680点をマークすることが出来ました。
GMAT®もTOEFL®も基本的に自己完結で学習するものです。しかし、私はラウンド氏に、何かと挫けてしまいそうな気分のとき良くメールで励ましてもらったり、具体的な問題の解き方などについてもメールで個別に指導してもらったりと、何かと助けてもらいました。
【エッセイおよびアプリケーション、そして出願時期について】
これは大体の受験生が舐めてかかっている最大の難関ではないでしょうか。
これは皆さんが思っている以上に奥が深く、莫大な努力と時間がかかります。
限られた時間内で、質の高いアプリケーションを準備しなければならないということは、皆、頭の中ではわかっていると思いますが、実際にやり始めるとこれが実にシンドイ。少なくとも私は辛かった。各人が今まで送ってきた人生の全てを如何にエッセイをはじめ、アプリケーション全体で表現し、自分自身をアピールしていくか。これは簡単なことに聞こえますが、メチャクチャ難しいのです。例えば、私の場合、スタンフォードのエッセイの中で、“自分が送ってきた人生を語れ”の如く課題でした。大体Top
Schoolを受験するような人は、少なからず皆何かしらachievementがあるものです。しかし、数ページのエッセイという制限の中、経験の無い素人が自分の人生を書き始めても、中学生の英作文程度の内容の薄いものが精一杯でしょう。そこで、ラウンド氏のような合格請負人のコーチングが必要になるのです。今振り返って思うに、エッセイではとにもかくにも“戦略”が必要です。自分の思っていること全て語るなど物理的制限もあり不可能。そこで、そもそも何を書くか(what
to express)が勝敗を分けるほど重要になるのです。私の場合、ラウンド氏と、いくつかTopicsをブレーンストーミングで洗出し、どのトピックスでいくか良く議論しました。中には、書き始めて躓いてしまい、またラウンド氏と話し合って、トピックスを変えたこともあります。限られた時間内で大変焦っていましたが、ラウンド氏の“納得いかない内容で、質の低いものをつくるより、納得のいく最高のエッセイを提出すべき”という正論に励まされ、短い時間でしたが、無理やり書き直しました。
また、いつ出願するかもエッセイを書く上で大変重要な戦略課程の1つになります。
私の場合、ラウンド氏と協議の上、最初にミシガンやNCチャペルヒルなど受け、その後Wharton、最後にStanfordという順番でエッセイを出しました。私はラウンド氏に指摘されるまで知らなかったのですが、エッセイの使い回しをしていると、アドミッション側は一発で分かるそうです。従って一つのエッセイを使いまわさず、骨子はともかく内容をそれぞれの学校に合わせて書き直す必要があったため、時間配分が大変重要になるのです。
一つの学校に全精力・全時間を注ぎ込むのはかまいませんが、落ちたら全滅ですよね。
また数撃てば当たる式で質の低いエッセイを数多く出しても受かりません。何度も言いますが、MBAを受験する方は、自分に自信があり、過去の学業も経験も光るものがある方ばかりです。彼らと戦うのです。そう考えると、とにかくたくさんアプリケーションを出すという考え方は大変危険かつ無駄なやり方だと思います。残された時間と、自分の取れる時間を十分考慮して、受験する学校・数を決めた上で、エッセイを書くスケジュールを決めなければなりません。果たして5校受験が妥当なのか、7校まで受けられるのか、これは、はじめて受験する人には分かりようがありません。私は、この点、ラウンド氏にコーチングしてもらえて、大変運がよかったと思います。受験仲間の何人かは、この点に失敗し、力配分、時間配分に失敗し、時間切れで質の低いエッセイを出さざる得ない状況に追い込まれ、自分の行きたかった学校に全然合格できなかった方が何人もいました。
皆さんが同じ轍を踏まないように祈るばかりです。
ちょっと自分の過去をお話しをすると・・・・・、
私の場合、大学卒業後、フラフラしている期間があったり、適当な仕事をこなしたり、中小企業で働いたりと、自分なりには面白い経験をしたと思っていますが、客観的に見ると決して輝かしいバックグラウンドがあるわけでありませんでした。そのような私がMBA受験を志し、スタンフォードGSBをはじめ、WhartonやMichiganに合格できたのは、まさにスティーブラウンド氏がカウンセラーであったからだと今でも思っています。彼のもと、私の過去を誰のものとも比較できない、“一人の目的意識を持ったビジネスマン”としてストレートに表現できたからこそ、合格できたのだと思います。特にラウンド氏は、日本でのビジネス経験もあり日本の商習慣に熟知しているうえ、Admission
Officersが期待しているApplicantの資質は何か?を良く分かっています。その証拠が私です。一見平凡なビジネスマンに見えてしまう私のバックグラウンドも、私は、彼の指導の下Top
Schoolに合格できるように(見栄えが良くなるように)、自分のバックグラウンドや将来のビジョンを整理することが出来ました。
エッセイ部分の最後になりますが、ラウンド氏とのやり取りは、ほとんどe-mailで終えることが出来ました。これはかなり便利でした。時間を省き、場所を選ばず、最高のサービスを受けられるのは、Internetの最大の恩恵ではないでしょうか。これを使わない手はありません。MBA受験で省かねばならないのは、時間の無駄です。我々ビジネスマンは何かと忙しいものです。いちいち個別に会わねばならないとすると、時間を割いて移動しなければなりません。私は受験当時、仕事の関係上、栃木県に駐在していたため、毎回会うのは事実上不可能でした。そういう意味で、e-mailだけで(時たま電話もしましたが)完結することが出来るラウンド氏のカウンセリングは、当時の私には大変ありがたいものでした。
【Interviewについて】
これは、帰国子女の人を除いて、皆が直面する大きな問題では無いでしょうか。
自分の書いたエッセイをただひたすら覚えても面接は突破できないと思います。
私はいくつかの面接で、エッセイとは全く関係ないことを訊かれました。バックグラウンドから推定して、面接官が訊きたいことを聞いてくることも多々あります。普段外国人とかなり高度な内容を英語でやり取りしていない限り、いきなりInterviewを受けても玉砕するだけでしょう。中学生の英語で挨拶交わして終わりが関の山です。これを乗り越えるためにも徹底的にトレーニングが必要です。Interview
Trainingでは、ラウンド氏と実際に会い、個別に4〜5回ほどトレーニングしてもらいました。そのたびにモデルアンサーをテープに残してもらい、家に帰って聞きなおし、それをもとに週末、何度も何度も鏡を見て練習しました。また知らないことにはっきりと分からないと答える方法もここで学びました。 実際WhartonのInterviewでは、面接官に、「今年、今までに面接した日本人で、話していることが全部分かったのはお前だけだ」と言ってもらえました。
【MBA受験という投資について】
最後になりましたが、MBA受験は、投資以外の何物でもないと思います。準備しても合格できなければ、全て無駄。合格できても納得できなければ、やっぱり投資は無駄。
しかもお金だけではなく、莫大な時間と言葉では表せないほどの努力がその中に含まれます。本当に0か100かの投資だと思います。カウンセリングは高額なカウンセリングフィーがかかりますが、昨今のMBA受験で、一部の才能のある方を除いて、独学は無理です。ならば、中途半端な投資をして(カウンセリングフィーをケチって)全て無駄にするよりは、積極的に良いカウンセラーを見つけて投資するべきでしょう。最近はMBA関連の予備校も多く悩むところでしょうが、最終的にはCustomer
Satisfactionのようなものが一番モノをいうのではないでしょうか。私は幸運にも偶然ラウンド氏に出会い、彼のカウンセリングを受けることができました。それなりにお金をかけましたが(と言うか、どこのカウンセリングもそれなりにお金がかかるのですが)、それ以上の回収ができたと思います。また私の後輩連中もラウンド氏に紹介し、彼らもTop
Schoolに合格できました。私は(別にラウンド氏にお金がもらえるわけでも何でもないのですが)今でもMBA受験で悩んでいる人にはRound氏を紹介しています。当たり前ですが、カウンセラーの実力は最終的に一人でも多くのApplicantを彼らの行きたい学校に合格させることだと思っています。そういう意味では、Round氏は、Dream
Schoolと呼ばれるTop Schoolに合格させ続けている点を見ると、凄腕のカウンセラーといって間違い無いでしょう。
まだまだ書き足りないことばかりですが、今回はこの辺でやめて起きます。一人でも多くの人が良きカウンセラーに出会い、Top Business Schoolに合格できるよう祈りながら、ペンを下ろさせて頂きます。