合格体験談
ビジネススクールを目指し3年の実務経験後94年商社を退職、紆余曲折の中で98年7月、ノースカロライナ大学チャペルヒル校へ留学、00年MBA。
周りはとやかく言いますが、ビジネススクールへの合否・準備は二つです、
1.GMAT®: 「やればやった分だけ点数が上がる」(過去問重視)
2.エッセイ: 「書き方次第、100の事実も書き方次第で20にも200にも評価される」
留学準備・予備校選択のポイントはこの2です。1は大手で講座をとってもOKです、2にはレジュメ準備も勿論含みます、就職活動でもそうだったかもしれませんが日本は自分をアピールする術はとても下手です、2は必ずネイティブが必要です。GMAT®はみんな頑張ってしまうので、カウンセラー(期待すべきはエッセイ準備と出願プランニング)が合否を分けます。紆余曲折の中で僕も1・2とも様々な学校で善悪経験しました。
結論として選択基準は、
1.自分のことを理解してくれる
2.コミュニケーション能力、マーケティング能力に優れている、プラス厳しいタイムマネジメント
3.自己を託するに足る人格的信頼性
紆余曲折の経験で最終的にスティーブ・ラウンド氏に会えた僕はとても恵まれていた。4ヶ月6週間余りの短期間でえ多くの恩恵を得た。中でも、
1.仕事・顧客でなく、対等の個人として率直に意思疎通ができた、責任を持ち苦楽を共にした
2.友人的な立場の中でも、断固として厳しく間違いを正してくれた
(例:出願校選定、スケジューリング、エッセイの組立て、etc)
3.卓越したコミュニケーション・マーケティング能力
(レジュメ、エッセイ、インタビュートーレーニング、見違えるものになった)
彼とは出願準備だけでなく、留学してから学校を中途でやめようと悩んだ時、インターシップや卒業後の就職活動その他でも色々と相談に乗ってもらっている長い付き合いになっている。これから出願を考える方への予備校選びアドバイスとしては、大手は情報量・データベースがあるとこが魅力です、利用すべきは大いに利用すべし、カウンセラーはよく考えてください。マスプロ商業主義は個人的には否(自己に合わせたオーダーメイドが難)、厳しさのない反面責任感もうすいといったところは避けるが無難です。
最後に、自分の経験を踏まえ3点ほど:
1. 当時出願に必要な3年実務経験後の94年4月、従来の計画であったビジネススクールへ行こうと商社を退職。会社で働いている間は仕事も付き合いもあり勉強も準備もできない、退路を断つの考えからでした。体験して痛感しますが、これは言い訳であり、大きな間違いでした。会社にいる間にいくらでも準備できます、それも辞めて準備を行うよりより効率的にそしてメンタル的にもより健康に、何より準備の間にも価値ある実務経験が積めるのです。経験が将来に活きます、出願時はもちろん、転職活動時のレジュメ、面接も然り。大変でも意思を強く持ち、今持っているものに感謝し最大限に活用しましょう。まずは情報を得ましょう、場に参加しましょう、よい同志、受験仲間を得ましょう。もしあなたが既に会社を辞めている場合はびびらず一直線に最短距離を突き進みましょう。遅くなれば遅くなるほどよろしくありません。お金がなくても工面するんです(私の場合、事情を説明し親の名義で、銀行の学資ローン、年金を担保に金融公庫から600万円を借りました)。
2. ビジネススクールで何を学び何を得るのかはっきりとした目標と覚悟を決めましょう。目標計画の有無が2年の成果を必ず分けます。ビジネススクールへ起業を目指し行かれる人もいると思いますが、あそこは勉強するところです、ほぼ学生全員、勉強しに来てると思ってくださって結構です。創業社長を育成するのでなくマネージャーを育成するところです。起業だけを目指す人は留学に必要な1千万円で勇気をだして始めたほうがいいと思います、若さと時間が大切ですから。
3. 成功すると信じ、あきらめずにやり続ければ必ず目標には到達します。僕も応援しています、悔いのないようがんばって下さい。