合格体験談

進学先:Carnegie Mellon MBA

■はじめに
ビジネススクール受験を決めた2003年1月から合格通知を手にする2004年1月までの約1年間、とにかくモチベーションを高く維持して集中的に取り組んだこと、そして質の高いカウンセリングを受けられたことが短期間での結果につながった理由です。

■エッセーカウンセリング
結果が出なければ何の意味もありませんので、エッセーカウンセリングの選択では何よりもサービスの質を優先しました。エッセー作成の要諦は、限られた文字数の中で焦点を絞ってメッセージを伝えきることです。とかく実務経験を多く積んでいるとあれもこれもとエッセーに詰め込みがちですが、それでは焦点がぼやけます。トピックを取捨選択して簡潔かつ効果的に自分をアピールすることこそが重要です。この点において、Mr. Roundのエッセーカウンセリングの手法は秀逸でした。自己体験の中からエッセーに盛り込むネタをいくつか挙げ、それをMr. Roundがチェックし、最終的に何をエッセーに盛り込むのかを2人でディスカッションして進めていくのですが、このプロセスのリードの仕方が極めて効率的かつクリアでした。エッセー作成の過程では 双方納得して進められるかどうかが重要です。お互い信頼がないままでは進捗スピードに影響が出ますし、また決して安いとは言えないカウンセリング費用の効果に対して疑念を抱いたままでは精神衛生上よくありません。Mr. Roundの仕事はまさにProfessionalと呼ぶにふさわしいものであり、幸い私はカウンセリングの早い段階からMr. Roundが信頼できるカウンセラであると確信できたので、後はMr. Roundのリードに乗っかることでコンテンツ作成に集中し、自信を持ってエッセーを仕上げることが可能になりました。
蛇足ですが、エッセー作成に多少の余裕が生まれたことでGMAT®対策の時間も捻出することができ、11月には何とか目標点である700点をゲットすることができました。

多くの受験生が直面する悩みとしてエッセー対策時間のマネージメントがあります。事前予約制のカウンセリングでは突発的な仕事等でカウンセリングをキャンセルせざるを得なくなった場合、キャンセル料金発生とエッセー作成遅れの2重のリスクを負うことになります。私は会社派遣でしたが受験費用は自己負担、業務上も受験への配慮はなく時間を自己都合で管理することが出来ない状況でしたので、メール主体でのエッセーカウンセリングは時間の融通がきき無駄なキャンセル料金が発生する心配もなく、メリットの大きいものでした。

■ インタビュー
旅行程度しか海外経験のないドメドメの私にとってインタビューは最大の難関であり、また準備が出遅れた部分でもありました。インタビューもエッセーと同様、限られた枠内で自分を効果的にアピール出来るかどうかが成否の分かれ目です。例え流暢に英語を操れたとしてもトレーニングなしでインタビュに臨むのは一般の受験生には無謀でしょう。
インタビュー対策ではMr. Roundからの指導は計3回、1,2回目は対面で、3回目は電話でトレーニングを受けました。Mr. Roundはレジュメ作成の段階からカウンセリングしてくれているので当然私の業務内容についても深く理解してくれており、インタビューにおいて私がアピールすべきトピックについて極めて適切なアドバイスをくれました。エッセー作成からインタビュー対策まで同じカウンセラに見てもらうメリットはこの一貫性にあります。

また、インタビューを電話で受ける場合には、電話によるインタビュトレーニングも受けられることをお勧めします。声だけのコミュニケーションとなる電話インタビューは、身振り手振りや表情でリカバリがきく対面形式のインタビューとは勝手が大きく異なる為です。

■さいごに
合格までの1年間はTOEFL®、GMAT®、エッセー、インタビュ、そして仕事と私生活と定常的にキャパシティフル状態でした。ビジネススクール受験の一つの側面は時間との戦いです。程度の差こそあれ時間が足りないのはどの受験生も同じであり、限られた時間を効率的にマネージメントしてアウトプットを最大化できるかどうかが成否の分かれ目です。これはビジネススクールに入学してからも同じことではないかと思います。
今後MBA進学を志す方のご健闘を祈念いたします。

以上

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