合格体験談

 幸運にも、複数のビジネススクールから合格をいただき、2004年秋からWhartonへの留学を予定しております。以下では、私の受験体験を、特に一番苦労したエッセイとインタビューの準備を中心に記したいと思います。
  もともと数年前からビジネススクールへの留学を漠然と考えていましたが、実際の出願準備を始めたのは、会社派遣で留学できることが決まった4月以降です。TOEFL®のスコアが4月の時点で目途をつけていたこともあり、具体的な準備は、GMAT®の勉強を5月のGWから開始し、GMAT®のスコアが出た8月後半からエッセイの準備に取り掛かりました。
  運にも恵まれて、TOEFL®やGMAT®といったテストではそれほど苦もなく結果を出すことができたのですが、その分、必ずしも順調ではなかったエッセイやインタビューの準備では、非常に苦労しました。例えば、客観的に見て自分のBackgroundのどのあたりがCompetitiveなのか、学校に対してそれをどのように伝えたら効果的なのか、他人と比較して自分はUniqueなのか、等々わからないことだらけでした。また、時期的にも、すべての学校に1stラウンドで出願するには、エッセイ準備の開始が遅かったこともあり、やや焦りを感じての準備開始でした。
  そのような状況で、エッセイ・インタビューに関して、Mr. Roundのアドバイスを受けることに決めました。振り返ると、彼のアドバイスなしにトップスクールからの合格を勝ち得るApplicationを仕上げられることはなかっただろうと感じています。具体的には、彼のカウンセリングの以下のような点が出願準備に大変効果的でした。

1) 過去の豊富な経験を基に、私のApplicationがどの程度Competitiveかについてコメントをくれ、その中で売り物となる点をEssayに盛り込むようアドバイスをくれた点
  エッセイを書き上げるには、A)過去のAchievementの総括、B)今後のCareer Goal、C)なぜ今B-Schoolなのか、そしてなぜその学校を志望するのか、等、基本的な点を固めておく必要があります。私の場合、転職を経験していることから、その説明と現在のビジネススクール受験の道程をどう説得力をもって説明するかが重要なポイントでした。こういった事項は、本来、自分で考えればすむことではあるのですが、Admissionsへの説得力という点では、外部から客観的な意見をもらい、よりLogicを強固なものとする必要があります。Mr.Roundからは、過去の合格者の体験談も含め、その豊富な経験に基づいて、どの点が説得力が弱いので更なるリサーチが必要か、どこが外国人にとってわかりにくいので詳細な説明が必要なのか等、的確なアドバイスをいただき、自信をもってエッセイ準備に取り掛かれました。

2) 個々のエッセイに対する私の回答に説得力があるか、ドラフトを書く前の段階で徹底的に議論につきあってくれた点
  学校によっては、過去の自分の半生を振り返って、そこから現在の自分の成り立ちの説明を求めるような質問を出す学校もあり、エッセイのアイデアをまとめ上げるのに、数ヶ月かかったケースもありました。そんなときでも、1対1の対面あるいはメールでのやりとりを通じ、定期的に私のアイデアに対して、ときに鋭く突っ込み、ときに励ましてくれるMr.Roundのアドバイスには非常に奮い立たされました。結果的に、とことんまで付き合ってもらえたため、自分で納得がいくところまでエッセイのトピック選びを突き詰めることができ、満足のいくエッセイを仕上げることができました。

3) エッセイ・インタビューに関して、事前事後の細かい準備まで含めて、テクニカルなアドバイスをくれた点
  例えば、各エッセイの語数制限は、英語のNativeではない私にとって、案外と大きな壁でした。やたら長い私の文章を、こうやって書けば語数が減らせると見せてもらうたびに、何か手品を見ているようでした。
  インタビューに関しても、話す内容そのものはともかく、英語のNativeではない私にとっては、そのプレゼンテーションは大きな問題でした。インタビューアーに強く自分を印象付ける方法として、身振り手振りに始まり、学校に関心があることを示すための質問の考案、さらにはインタビュー後の礼状の書き方/発送するタイミングなどのテクニカルな点まで、Mr. Roundから豊富な経験に基づく適切なアドバイスをいただき、その結果、英語インタビュー初心者の私でも、短期間の準備でインタビューに自信をもって臨めました。

 結論としては、繰り返しになりますが、私にとって、やはりエッセイとインタビューへの準備がもっとも時間を費やした最重要項目でした。TOEFL®やGMAT®のようなテストと異なり、明確な物差しがなく、自分自身を慣れない英語で表現することが求められるエッセイとインタビューでは、経験豊かで客観的なアドバイスをくれるカウンセラーの存在が重要だと思います。カウンセラーの実績はもちろんのこと、Personalな面でのFitも、カウンセラー選びの重要な要素であり、その点でもMr.Roundと作業できたことは幸運でした。

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