合格体験談

進学先: HEC-Paris
担当カウンセラー: Stephen Round (面接トレーニングの一部をEmma Round)
バックグラウンド: 日系金融機関勤務、30歳 (受験時)

StephenとEmmaの多大なるサポートにより、志望校の合格を勝ち取ることができました。スコアメイク・エッセイ対策・インタビュー対策を並行する苦労は、筆舌に尽くしがたいものでした。本体験談では、Round Oneのサービス概要と私の所見を記載させて頂くことで、両名への感謝の意を表すると同時に、海外MBA留学を志している方々への一助となればと思い、筆を取らせて頂きます。

<Round Oneサービス概要>

(1)サービスカバレッジ
 凡そ日本人受験生がエッセイカウンセラーへ期待する事項を網羅しています。レジュメ作成、エッセイ対策、インタビュー対策、出願校選定、出願タイミング相談、学校イベント周知メーリングリストといったオーソドックスなサービスに加え、Round Oneの卒業生と繋いでもらったり、アドミッションへコンタクトする際のメール添削といった細かいサービスもあります。こうした広いサービスカバレッジを、私はRound Oneの一番の強みだと考えています。

(2)利用開始時期
 出願予定の年の春にStephenと連絡を取り、同氏との面談を経て、カウンセラーとして正式に依頼しました。Strategic Guidance契約を結ぶことで、上記の広いカバレッジのサービスを受けることができるようになります。

(3)時期別の利用サービス
◆春~夏
 スコアメイクに集中しつつ、学校情報の収集に利用しました。具体的には、出願校が一通りリストアップされ、学校ごとのスコアの要件や中央値、募集人数や合格者数、出願時期やHPへのリンクがまとめられた一覧表をもらいます。同一覧表は、自分でも各学校のHP等から収集可能な情報ですが、かなりの時間節約になり、助かりました。また、学校イベント周知メーリングリストでは、米国・欧州を始めとした学校の各種イベント(アドミッション来日に合わせた学校説明会や卒業生主催の学校説明会の他、ウェビナー等もカバーされています)を把握し、適宜参加しました。

◆秋
 レジュメ作成に取り掛かりました。Round One独自のキャリアプランシートに則り、学歴・職歴・キャリアゴールの他、趣味や家族構成等といった細かい情報を列挙の上、Stephenへ提出します。その後、StephenとSkypeでの面談を行い、口頭でのフォロー説明や質疑応答を経て、以後のエッセイ作成やインタビュートレーニングに活きる基礎を構築できたと思います。

◆秋~冬
 レジュメ作成を終え次第、エッセイ作成に取り掛かりました。出願予定校の中で、執筆順番についてもアドバイスをもらえます。具体的には、秋の時期に出願したい学校、出願校の中で共通題目の多い学校(Why MBA?やキャリアプラン等)、といった基準から抽出してくれます。
 執筆においては、自身による作文とStephenとのSkypeとを併用して進めました。カウンセリングの時間までに文字制限まで書ききれない場合には、箇条書きでポイントを列挙した上でSkypeにて相談することで、アドバイスをもらうことができました。Stephenは、基本的に私の書いた内容を大きく変更することはなく、どうすれば読み手に伝わり易いかをロジック面と英語表現面からアドバイスしてくれました。結果として、内容を捻じ曲げたり過度に盛ったりすることなく、素直に自分の伝えたいことを伝えられるエッセイに仕上げることができました。

◆冬
 インタビュートレーニングも始めました。私の場合は、スコアメイクとエッセイと並行しつつでしたので、インタビュートレーニングのコーチへ改めて自身を説明する手間を省けたのが良かったです。インタビュートレーニングでは、かなり詳細なフィードバックを受けることができます。具体的には、質問に対する自身の回答の箇条書きと良かった点と悪かった点、悪かった点については改善方法、10段階評価のうち何点か、等です。一回あたりのフィードバックがかなり濃い内容でしたので、私の場合は、合計2~3回のトレーニングに留めて後は自身での復習に努めました。  私はこの時期にキャンパスビジットを実施したところ、出張中に最終日のアポイント学校から急遽面接を行ってもらえることとなりました。Stephenへ相談したところ、時間をやりくりして、私のインタビュートレーニングに時間を割いてくれました。こうした柔軟性もRound Oneの強みの一つと考えています。

<所見>
(1)メリット
 受験生に寄り添ったサービスだと思います。一人一人に合わせたサービスを提供しようとすることで、包括的で柔軟性の高い内容に仕上がっています。StephenもEmmaも、日本が好きで、日本人受験生と長く付き合ってきたからこその結果だと思います。

(2)デメリット
 費用面は、決して安くはないと思います。ただ、サービス内容は非常に充実しており、費用対効果の観点では気にならない水準だと思います。

<最後に>
 仕事をしながらのMBA留学の準備は、肉体的にも精神的にも苦労が絶えないものです。周りから話を聞いてもそうですし、私自身もそうでした。理解してくれる人が少なく、ややもすると孤独に苛まれる状況の中で、Round Oneの二人は、単にエッセイやインタビューの対策を行うだけでなく、総合的にサポートする気概を持って対応してくれた、という点で非常に感謝しています。
 最後になりますが、本投稿をご覧頂いた方の成功をお祈りし、筆を置かせて頂きます。

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