合格体験談

はじめに

私費留学の私は3、4年働いて貯めたお金にも限度があったし決して安い額ではありませんが、Mr. Roundのカウンセリングがあって初めてMaryland合格、現地での就職(従業員1500人程度の中規模IT企業でプロジェクトマネージャーとして採用)、結婚、(比較的大きな)住宅購入、2人の子供...という軌道にのれたわけですから、もとが取れるどころか逆に自力でやっていた95年の時間と労力が無駄だったなあと感じています。以下合格を決める3項目に関しての私の経験や対策、Mr. Roundのカウンセリングについてまとめてみました。参考になればと思います、そして全部といいたい所ですが、予算の厳しい方にも絶対にMr. Roundのエッセイカウンセリングはお勧めします。

TOEFL®, GMAT®

多くの私費留学の場合MBAをキャリアアップのエッジとして卒業後に日本に帰国する方が多いと思いますが、私の場合最初からこちらでの就職、定住を考えていましたし、受験のための付け焼刃の詰め込み型の勉強というのは苦手で、学生時代から英字新聞や小説を読んだり字幕なしの映画はもちろん英語圏の友人とよく遊んだりして自分の真の英語力を挙げることに重点を置いていたと思います。とはいってもいいスコアを出してトップスクールに入ることが現地での就職につながると考えていましたので、もちろんTOEFL®やGMAT®のコツは一通り習得しました。実際に400点半ば位だったGMAT®は590まで上がりました。TOEFL®については学生時代から受けていましたがどうしても600点以上とれませんでした。もともと頭のよくない私はこの辺が限界かなと思い潔く重点をエッセイに置くことにしました。そしてこの戦略が功を奏すことになったのです。結果からいうと1995年に独自のエッセイで勝負した私はGeorge Washingtonから合格をいただいたもののTop School は全敗。しかし翌年Mr. Roundによるエッセイカウンセリングのもと、後にいくことになるUniversity of Maryland をはじめ3校のTop School に合格したのです。ちなみにまったく同じGMAT®とTOEFL®のスコアです。まさに Round Magic です。

エッセイ

Mr. Roundは受験するSchool によって私のキャリアの中から強調する項目をピックアップしうまく学校の売り文句と自分のCareerでの達成を結びつけ、自分はMBAプログラムの成功に多大に貢献できることを印象付けます。いわば相手の心をくすぐるようなエッセイの作成です。これはそれぞれのSchoolの特徴や過去の合格者動向などを完璧に把握しているがゆえにできる技でしょう。例えば私のCareerは1年間大手不動産会社での営業と、その後3年弱リフォーム会社のStartupの手伝いをしていたのですが、ときには$5 billionの売上がある大会社でのCarrierを前面に押し出し、ときには後のCarrierを、特にEntrepreneurshipに力を入れているプログラムには従業員10人にも満たない会社でどのように危機を乗り越えたか、どのようなリーダーシップ、Decision Making をしてきたかなどを巧みに盛り込みます。Mr. Round とのカウンセリングはいかにベース情報をたくさん用意するか。後はいらない項目、強調する項目、話を拡大する項目など一瞬にしてまとめあげ、アメリカ人にうける事例や表現を使いエッセイを作成していきます。アメリカと日本ではBusiness Cultureに大きな違いがあるのは当然で、日本の美徳や企業文化、顧客意識などを審査官に理解しろというのは無理があります。今アメリカの会社で働いて6年目ですが、こちらの商取引や企業文化に慣れてきた今日この頃、95年に自力で作成したエッセイを読むと恥ずかしくなります。

インタビュー

インタビューは専門的な知識というよりもパーソナリティの試験だと思います。就職の時にこちらであらゆる面接も受けましたし今では自分も職場で面接しますが、バックグラウンドは紙でわかるわけだし英語がどうとか知識がどうとか言うよりは人間性の観察に重点を置いていると思います。特にビジネススクールの場合、テストのスコアであなたがスマートかどうかは出ているわけで、面接に呼ばれた時点で頭のよさは合格と思っていいと思います。スマートさとクレバーさは違います。頭が良くてもビジネスのできない人はたくさんいますし、むしろ賢さがなければ成功は難しいでしょう。面接では人柄、コミュニケーション能力(英語力ではありません)など、いわばビジネスをするにあたってクレバーさを試されていると思いますし、常に笑顔を絶やさず話が弾み面接官にいい印象を与えられれば合格だと思います。もちろんなぜこのスクールなのかなど基本的な質問の答えは用意しておくのはあたりまえですが、いわゆる棒読みや丸覚えの台詞は相手にわかってしまうものです。私は米国での生活が8年になりますが、いまだに粋な表現をしようとすると理解してもらえません。帰国子女以外の方はなるべくシンプルな表現をしましょう。先にも述べたとおり、私は外国人や英語にコンプレックスがなかったので、上記のアドバイスが精一杯ですしインタビュートレーニングも受けませんでした。ただ私と逆の方は受けたほうがいいかもしれません。少なくとも模擬面接を繰り返しておけば本番での緊張度が和らぎ幾分リラックスして望めると思いますし、Mr. Roundならあなたにあったストラテジーをみつけだしてくれるはずです。その場合は私のアドバイスは無視してください。

最後に...

私と同じアメリカでの就職、居住を考えている方は、普段からなるべく英語を読み、聞き、会話をして異文化を理解するよう心がけてください。そうすればインタビューに限ってはそんなに準備することはないと思います。日本に帰国そしてキャリアアップ型の人にもこの意識は大切です。(得意の)受験型詰め込み勉強で合格し、ビジネススクールでは日本人とばかりつるみ、日本語に入り浸り、日本食しか食べず、日用品もほとんどが日本人ショップで日本語で調達、MBA(それでも卒業できます。)に2年間行って真の国際人とはとうてい言い難い人が多いのは少し恥ずかしいところです。

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