合格体験談

2009-2010年のMBA受験は、極めてコンペティティブと言われた環境でしたが、Mr. Roundと1年間走り抜けた結果、進学先のKelloggを始め、複数のトップ・スクールから合格を頂くことができました。

海外経験ゼロ&GPA2点台と2つの欠点(致命傷にはなりませんでしたが)を自覚していたので、当初は期待以上に不安もありました。しかしながら、Roundさんと一緒に走り続ける過程で、少しずつ、ですが着実に見える景色が良くなったのを覚えています。Roundさんは私が苦しい時には悩みを共有し、励まし続けてくれました。Kelloggから合格をもらった時には、興奮を抑えきれなかった私に負けないくらい喜んでくれました。

共に闘っていただいたRoundさんに、本当に感謝しています。

1. バックグラウンド
国立大学法学部卒(テニス専攻のためGPA2.94)
日系証券会社勤務(社費)
海外在住経験なし

2. 出願時データ
TOEFL iBT:107点(R:26, L:27, Sp:26, Wr:28)
GMAT:710点(Q:50, V:35, AWA:5.0)

3. モジュール別回顧録
(1) Strategic Guidance志望校選定等
Round OneではMr. Roundが全てのクライアントを担当しています(2009-2010時点)。MBA受験という人生で1度のチャンスを納得いくものにしたかったので、私は『志望校選定に際しての納得感』をカウンセラー選びの重要な要素としていました。
社内選抜の直後に(スコアも何もない状態で)初めてRoundさんにお会いした際、私のMBAに対するニーズを伝えるとともに、漠然とした(超トップ校だらけの)志望校群を伝えたところ、私のチャレンジをサポートする姿勢を見せてくれるとともに、超トップ校合格に必要とされるテストスコアやEssay等の道のりを示してくれました。併せて、私のニーズを満たしながら、合格を確保できそうなセーフティ校も忘れずに提示してくれたことで、安心して『共に戦いたい』と思うようになりました。

(2) スコアメイク
各校の実質的な足きりに使われている、極めて重要なセクションです。Roundさんはテスト(TOEFL iBT, GMAT)対策講座をされていないので、Round One以外の予備校を使ったり、自習等で対応したりすることになります。
私もTOEFLのスピーキングセクションと、GMAT (SC, CR)の基礎固め(コツ習得)は、時間を買う意味でも予備校のお世話になりました。振り返ってみると、これで必要十分だったと感じていますし、フルパッケージで値段だけ高い予備校に行く意味はほぼ無いと感じました。また、テストスコアを向上させるためには、いかにクオリティの高い自習をするかが最も重要な要素だと思います。
Roundさんがテスト対策講座を提供されることはありませんが、各アプリカントのテストスコアの状況を踏まえて、塾を紹介してくれたり、Essay着手や出願のタイミングをフレキシブルに見直してくれたりと、本当に心強い存在でした。
スコアメイクについて私からアドバイスがあるとすれば、『可能な限り目標を高く設定し、全てのプロセスを前倒しで進めていくこと』でしょうか。私のような純ドメ受験生にとっては、TOEFL iBTは非常に時間のかかるプロセスでしたが、目標を高く設定し、必死になって早期にTOEFL100点を確保したことで、GMAT700点獲得に集中する時間、EssayとTOEFL105点+α獲得に注力する時間を確保でき、結果として良い成果を収められました。

(3) Essay
テストスコアと並んで極めて重要なプロセスといわれています。私は7月中旬以降、1週間に1回(2時間ないし3時間)、Mr. RoundとSkypeで打ち合わせをしながら、Essayを作っていきました。最初は自分のことを文章化するというプロセスに馴染めず、どんなトピックを使って、どんな風に話を展開すれば良いのか、皆目検討が付かない状況でした。
こんな状態だったこともあり、志望校全校への出願が可能なのか、不安も正直ありました。しかし、私の経歴や仕事の成果をRoundさんと一緒に棚卸ししながら、適切なトピック選定、エッセイの展開の仕方を学んでいくにつれて、エッセイ作成の質・スピードともに劇的に向上していきました。また、Roundさんは各ビジネススクールの研究を欠かさない方なので、どんなネタが「刺さる」かについてアドバイスを求めても、常に返答が的確で、とても心強かったです。当初は遅々として進まなかった私のエッセイ作成に、粘り強く、また常にジェントルに付き合ってくださったRoundさんには、本当に感謝しています。
ただ正直なところ、私はエッセイ自体でどこまでアプリケーションに差がつくのかよく分かりませんし、他のカウンセラーを使っていないので彼らとの違いもよくわかりません。しかしながら、「自分という人間を的確に、限られた文字数の中に落とし込み、その上でアドミッションに自分という人間をアピールする」ことがエッセイの目的だとすれば、Roundさんはそれを十二分にしてくださったと確信しています。
Roundさんと練りこんだEssayと、コンペティティブなテストスコアがあれば、トップ校からのインタビュー・インビテーションは相当高い確率で舞い込んで来ると言って良いのではないでしょうか。

(4) Interview
MBA受験、最後の関門です。ここでは、Mr. RoundとEmmaさんのお二人にお世話になりました。お二人とも各校の特徴をよく理解されていることから、実際に聞かれる質問に極めて近い質問をされます(Kelloggではトレーニングで聞かれた内容がそのままインタビューで聞かれました)。
Round OneのトレーニングはSkypeで行うのですが、英語のデリバリーやトピック選定だけでなく、話す際のクセに至るまで、対面でのトレーニング以上に肌理細やかなチェックが記載されたフィードバック・シートが返ってきます。それを本番直前まで読み返すとともに、激安英会話で復習を繰り返し、インタビューに挑みました。
Interviewは練習すればするほど上達するので、Round Oneと英会話(復習用)を併用する私の手法は、かなりワークしたように思います。

4. 最後に
1年間を振り返ってみて、全てがRoundさんのおかげで上手くいったとは言いません。妻や会社の方々など、本当に色々な方に支えられたからこそ、乗り切れた受験生活でした。しかし、常に真摯にクライアントと向き合い、励まし続けてくれるRoundさんの存在は、Essayを作りインタビューの対策をするというものだけに留まらなかったというのも事実です。悩みを共有し、志望校に合格した時には強烈に喜びを共有できるパートナー、これが私にとってのRoundさんでした。
最後に、MBA/LLM等の受験を考え、このページをご覧になっている皆さんに対して、おこがましくもアドバイスできることがあるとすれば、支え合える仲間を沢山作ってください、ということです。
私自身、辛い時期、ストレスで胃がキリキリするような時期も経験しました。それでも前を向き、歯を食いしばり続けることができたのは、受験仲間やRoundさん、励まし続けてくれた会社の方々や妻のおかげです。
チャレンジの後には、きっと素晴らしい道が拓けると思います。是非、がんばってください。

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