合格体験談

今年の春、MBA留学を志した時から第一志望としてきたChicago Boothにやっと合格することが出来ました。「やっと」と書いたのは、MBA受験は今年で2度目だったからです。

私費留学で金銭的にそこまで余裕がない為、一年目はとにかく何でも節約しようとしていました。何十万、何百万もエッセイカウンセリングにつぎ込む受験生を見ては、「そこまでする必要はあるのかな?」と疑問に思い、エッセイ作成はオンラインの安価な添削サービスを使っていました。しかもレジュメやエッセイ毎に、その都度違うカウンセラーを指定していました。結果は、安全校にのみ合格。第一志望群の学校は全滅です。何がいけなかったのか。カウンセラーには「いいエッセイだよ」と褒められたのに。。。そこでふと思い出したのが、「アプリケーションは、統一感のあるパッケージでなければならない」という言葉です。レジュメ、エッセイ、推薦状、アプリケーションフォーム、テストのスコア。。。これらの要素全てが、「私」という一人のアプリカントを漏れなく形作っている必要がある。そう考えると一年目のアプリケーションは、私という人間を良く知らない何人ものカウンセラーによる、つぎはぎだらけのアプリケーションでした。また、コストを抑えたとしても結果として志望校に合格出来ないのでは本末転倒です。そこで二年目の受験では、多少お金がかかってもいいから一人のカウンセラーに私という人間を良く知って頂いた上で、一校ごとのアプリケーションを丁寧に作っていこうと考えました。リサーチした結果、Round先生の少人数制のカウンセリングに関心を持ち、面談のアポを取りました。親身で誠実、かつ冷静な語り口と、自分の強み・弱みを客観的に指摘してくださる様子に、この方を信頼して受験を乗り切ろうと決めました。

エッセイカウンセリングは、Round先生の妹さんのEmma先生にお願いしました。レジュメの完成、キャリアゴールの確定、推薦状ドラフト、エッセイの順番に、効率よく出願パッケージを作成して行きました。特にキャリアゴールについては、私費留学生の場合最も肝になる点です。ここがおろそかであった為、昨年は芳しい結果を出すことが出来なかったのだと思います。キャリアゴールはビジネススクールに入学したら変わるのが普通であるし、アドミッションもその点は理解しています。ただ、「私はこれを成し遂げたい。その為にMBAが必要だ」とアドミッションに納得してもらわない限り、いくらテストの点が良くても、推薦状が素晴らしくても、ビジネススクールに入学させる理由がないと判断されてしまいます。Emma先生はご自身もMBAを取得されたビジネスパーソンなので、アドミッションに理解してもらえるキャリアゴールを考える際に多くの有用なアドバイスを頂きました。この点、MBAを取得されていないカウンセラーに対し優れていると思います。

最後に、これからMBA受験される皆様にお伝えしたいことがあります。MBA受験で一番必要なもの。それは「強い精神力」です。もちろんテストスコアもエッセイも大切ですが、そもそも精神的にタフでなければ長い受験期間を乗り越えることは出来ません。「自分は本当に合格するのだろうか」と不安になることはしょっちゅうですし、「あの学校はGMATが何点以上でなければだめだ」とか「この学校は社費の方が受かりやすい」といった噂はバンバン流れるので、それに振り回されがちです。皆様も多かれ少なかれ経験されるかと思います。でもそんな時は押しつぶされず、何らかのストレス発散方法を見つけて適度に息抜きをしてください。また少しでも不安なことがあれば、Round先生やEmma先生にどんどん相談してください。一つ一つの不安を丁寧に払拭してくださいます。

皆様のご健闘を、心よりお祈りしております。

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